2020-08-17
浜松医科大学子どものこころの発達研究センターの高橋長秀客員准教授は、同センター土屋賢治教授らとともに、ナルコレプシーと呼ばれる睡眠障害と注意欠如多動症(ADHD)に見られる多動性・衝動性と不注意症状が遺伝的に関連していることを世界で初めて見出しました。 この研究は、2007年に開始され現在も継続する浜松母と子の出生コホート研究の一環として行われました。また、研究成果の臨床医学的価値が評価され、国際科学誌「Translational Psychiatry」に2020年8月17日に公表されました。
Takahashi N, Nishimura T, Harada T, Okumura A, Choi D, Iwabuchi T, Kuwabara H, Takagai S, Nomura Y, Newcorn JH, Takei N, Tsuchiya KJ. Polygenic risk score analysis revealed shared genetic background in attention deficit hyperactivity disorder and narcolepsy. Translational psychiatry. 2020;10(1):284. doi: 10.1038/s41398-020-00971-7.