遺伝子解析により、自閉スペクトラム症の遺伝的リスクと神経発達の関連が明らかに
2020-02-08
浜松医科大学子どものこころの発達研究センターの高橋長秀特任准教授らは、2007年より浜松母と子の出生コホート(HBC Study)の一環として行われた遺伝子解析によって、海外の先行研究で同定された自閉スペクトラム症の遺伝的リスクを持っていると、日本人の一般集団でも、自閉スペクトラム症の特性を持ちやすく、またこれらの遺伝的リスクは1歳6カ月の時点での、特定の粗大運動と受容運動の遅れと関連していることを見出しました。成果は国際的に権威の高い英文誌であるJAMA のオンライン版として2018 年に創刊された「JAMA Network Open」に公表されました。
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Takahashi N,* Harada T, Nishimura T, Okumura A, Choi D, Iwabuchi T, Kuwabara H, Takagai S, Nomura Y, Takei N, Tsuchiya KJ. Association of genetic risks with autism spectrum disorder and early neurodevelopmental delays among children without intellectual disability. JAMA Network Open 3(2):e1921644, 2020