研究成果

国内4拠点(大阪・弘前・福井・金沢)での子どもの睡眠改善アプリ多拠点社会実証をスタート

2020-05-27

大阪大学子どものこころの分子統御機構研究センター谷池雅子教授らの研究グループでは、特に脳の発達に重要とされる幼少期の睡眠習慣を改善するために、本邦で幼児を育てる養育者に向けた双方向性睡眠教育アプリケーション「ねんねナビ®」を開発した。2017年秋より、東大阪市の乳幼児健診に訪れた養育者名を対象に1年間の社会実証を行い、極めて高いコンプライアンス(1年後継続率:92%)と睡眠習慣の改善等の介入効果を確認した。本課題は国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)委託研究に採用されており、2020年度からは、東大阪市に加え、弘前大学(斉藤まなぶ准教授)・福井大学(友田明美教授)・金沢大学(菊知充教授)と共同し、多拠点社会実証をスタートする。睡眠習慣改善を通じて子どもの脳の健全な発達促進と、子育て支援効果が期待される。

知財化

♦特願2017-202916「睡眠改善システム、端末装置及び睡眠改善方法」
♦「ねんねナビ®」(商標登録 第6064356号)