2021-06-01
連合大学院大阪校の西田千寿子氏は、徳島文理大学・松本有貴教授の指導の下、鳥取大学・子どものこころの発達・学習研究センター・石本雄真准教授、瀧澤悠特命助教との共同研究により、日本の小学生がウェルビーイングについて、自らが回答可能な自記式尺度が必要であると考え、既に英国で開発、信頼性・妥当性が検証され使用されているスターリング・チルドレン・ウェルビーイング・スケール(the Stirling Children’s Well-being Scale :SCWBS)を日本の児童用に翻訳・利用可能になるように、日本の文化・背景などを考慮した専門家による検討を行い開発。信頼性・妥当性を検証しました。その結果、本研究が開発したJ-SCWBSは、日本の子どものウェルビーイングの理解とその促進するに役立つ尺度として活用できることを明らかとしました。本研究成果は、2021年1月28日にInternational Journal of Educational Research Open(インターナショナル ジャーナル オブ エデュケーショナル リサーチ オープン誌)」に掲載されました。
Nishida C, Ishimoto Y, Takizawa Y, Katayama T, Matsumoto Y. Preliminary evidence for the reliability and validity of the Stirling children’s well-being scale (SCWBS) with Japanese children. International Journal of Educational Research Open 2–2 (2021) 100034